FMEA作成支援サービス
AI x 品質・安全分析の知見で、FMEA作成の工数を削減し、リスク分析の質を高める
FMEAは、製品やプロセスに潜在する故障モード、故障原因、故障の影響を体系的に洗い出し、重大リスクを優先的に対策するための重要な品質保証活動の1つです。一方で、FMEA作成は高度な専門知識を要し、故障モード、原因、影響、検出方法、RPN、安全機構などを網羅的に検討する必要があるため、現場では「工数過多」「属人化」「レビューの非効率」といった課題が発生しやすい領域です。
弊社の「FMEA作成支援サービス」は、生成AIと弊社コンサルタントの品質・安全分析ノウハウを組み合わせ、FMEA表の初期案作成、レビュー観点整理、リスク対策検討を支援するサービスです。本サービスでは、お客様からご提供いただく設計情報、機能概要、システム構成、入出力情報、過去不具合情報などをもとに、生成AIを活用してFMEAの初期案を作成します。
従来のFMEA作成では、入力データの洗い出し、故障モード抽出、故障原因抽出、影響分析、検出方法検討、RPN算出、安全機構検討、FMEA表作成、レビュー対応といった多くの工程が必要になりますが、本サービスを活用することでFMEA初期案を圧倒的なスピードで作成することが可能となります。
弊社Webinarで事例を紹介しています。こちらもご参照ください。
このようなお悩みはありませんか?
FMEAの作成において、次のような課題をお持ちではないでしょうか。
- FMEA作成に多くの工数がかかっている
- FMEAの品質が担当者の経験やスキルに依存している
- 故障モードや故障原因の洗い出しに抜け漏れがないか不安
- RPNの点数付けや対策優先順位の議論に時間がかかっている
- FMEAレビューで指摘が多く、手戻りが発生している
- 過去のFMEAや設計ノウハウを再利用できていない
- 開発期間が短く、FMEAに十分な人員を割けない
- 生成AIを活用したいが、どのように使えばよいか分からない
弊社サービスの特長
1. AIを活用し、FMEA初期案を短期間で作成
設計資料、ブロック図、機能概要、入出力信号、過去不具合情報などをもとに、生成AIを活用してFMEA表の初期案を作成します。従来は数日から数週間かかっていた故障モード抽出や影響分析のたたき台を短期間で準備できるため、エンジニアはゼロから表を埋める作業ではなく、AIが作成した案の確認と判断に集中できます。
2. 「やりすぎFMEA」を防ぐプロンプト設計
FMEAでは、現実には起こりにくい故障まで列挙する、原因を深掘りしすぎる、RPNの正確性にこだわりすぎる、といった「やりすぎ」が起こりがちです。弊社では、分析対象、故障想定範囲、原因の深掘り範囲、影響分析の粒度、検出方法の前提条件などを整理し、FMEA作成に適したプロンプトを設計します。AIにただ「FMEAを作って」と依頼するのではなく、FMEA作成プロセスを理解したうえで、必要十分な分析になるようにAIを活用します。
3. コンサルタントによる妥当性レビュー
AIが作成したFMEA初期案は、あくまで「たたき台」です。もっともらしい内容であっても、物理的・設計的に不自然な分析や、現実性の低い対策案が含まれる場合があります。弊社コンサルタントが、故障モードや原因・影響、RPN、対策案の妥当性を確認し、物理的・設計的に不自然な分析や過剰な検討を補正します。AIのスピードと専門家の判断を組み合わせることで、実務で使いやすいFMEA作成を支援します。
4. 自社FMEAナレッジの蓄積・再利用を支援
生成AIを活用したFMEA作成は、単発の効率化だけでなく、自社ナレッジ蓄積にもつながります。過去のFMEAデータ、設計図、仕様書、原因パターン、検出パターン、対策事例を活用することで、漸次的にFMEA作成品質を底上げできます。企業内で機密情報を扱う場合は、情報流出リスクを避けるため、社内専用ワークスペースや企業向けAI環境の活用も重要です。
導入の流れ
導入効果
■ FMEA作成工数の削減(95%削減*)
弊社の検証では、従来80時間程度を想定していたFMEA作成が、生成AI活用により4時間程度に短縮できる可能性が示されています。レビュー・指摘対応も、ゼロから議論するのではなくAIたたき台を確認する形に変わることで効率化が期待できます。
■ レビュー効率の向上(75%改善*)
FMEAをゼロから作るのではなく、AIが作成したたたき台をレビューするスタイルに変えることで、会議や指摘対応の負荷を軽減できます。
■ 属人化の低減
熟練者の経験に依存しがちな故障モード抽出や対策検討を、過去資産やナレッジベースを活用したAI提案に置き換えることで、分析品質のばらつきを抑えることができます。
■ 重大リスクの早期発見
故障モード、影響、検出方法、RPN、対策案を早い段階で整理することで、開発後半や市場投入後に顕在化する品質リスクの低減に貢献します。
■ 自社ナレッジの蓄積
作成したFMEAを自社ナレッジとして蓄積することで、次回以降のFMEA作成に活用でき、設計資産の再利用性向上につながります。
注:* 削減や改善効果は、プロジェクトや開発対象の複雑度に依存します
プラン・料金体系
料金は、対象システムの規模、インプット資料の量、レビュー回数、成果物の数などに応じて変動します。初回相談にてお客様の状況を確認したうえで、最適な進め方と正式なお見積りをご提示します。
■ スタータープラン(60万円〜)
小規模案件やPoC向けに、既存資料をもとにFMEA初期案を作成するプランです。まずはAIを活用したFMEA作成を試してみたいお客様におすすめです。
- 既存資料をもとにFMEA作成対象を整理
- AIによるFMEA初期案を作成
- 簡易レビューと論点整理を実施
■ スタンダードプラン(120万円〜)
一般的な製品開発・システム開発案件向けの標準プランです。入力データ整理、プロンプト設計、FMEA初期案作成、コンサルタントレビューまでを支援します。
- プロンプト設計と分析条件の整理
- AIによるFMEA初期案作成
- コンサルタントレビューとブラッシュアップ
■ アドバンスドプラン(300万円〜)
大規模・複雑案件や、複数部門が関与するFMEA作成向けのプランです。レビュー会議支援や自社FMEAナレッジ化まで含めて支援します
- FMEA作成ワークショップを実施
- 複数回レビューと指摘対応を支援
- 自社FMEAナレッジ化・プロセス改善まで対応
■ カスタムプラン(個別見積)
複数システム、プロセス開発、育成指導、長期伴走など、お客様の状況に応じて個別に設計するプランです。
- 対象範囲や成果物に応じて個別設計
- 複数部門レビューにも対応
- AI活用プロセス構築や社内展開も支援
弊社コンサルタントの想い
FMEAは、故障モード、故障原因、影響、検出方法、リスク優先度、対策を整理し、重大な不具合を未然に防ぐための重要な品質活動です。一方で現場では、表を埋めること自体が目的化し、故障原因を深掘りしすぎる、現実性の低い故障まで列挙する、RPNの点数差に議論が集中するなど、本来の目的から外れてしまうことがあります。
弊社は、生成AIを使えばFMEA作成を効率化できると考えています。しかし、AIが作成したFMEAをそのまま正とするのではなく、「どこまで分析すべきか」「どの故障モードを重視すべきか」「対策は現実的か」を人が判断することが重要です。AIはたたき台を作る力に優れていますが、物理的・設計的に不自然な分析を含む場合もあるため、専門家によるレビューが欠かせません。 弊社の強みは、AI活用そのものではなく、FMEA作成プロセスを理解したうえで、AIを実務に使える形へ落とし込めることです。入力データの整理、プロンプト設計、AIによるFMEA初期案生成、レビュー・指摘対応、ナレッジ化までを一連のプロセスとして設計し、お客様の開発現場で無理なく使える形に整えます。
私たちは、FMEA作成の工数を減らすことだけを目的にしていません。本当に目指しているのは、エンジニアが表作成に追われる時間を減らし、重大リスクの見極めや必要十分な対策検討に集中できる状態をつくることです。AIのスピードと、弊社コンサルタントの品質・安全分析、開発プロセスの知見を組み合わせることで、FMEAを「負荷の高い作業」から「設計品質を高める実効性ある活動」へ変えていきます。
